歯周病は気づかないうちに進行する、恐ろしい病気ですが、治療をすることで治すこともできるようになりました。
ただし、中等度の歯周炎までがその限界といわれています。
それだけに、初期(軽度)の段階での治療が大切であり、また治りやすくもあります。
では、歯周病がどのように進行していくのか見てみましょう。
歯周病の進行過程
|
|
|
|
|
健康な状態 | 歯肉炎 | 歯周炎(軽度) | 歯周炎(中等度) | 歯周炎(重度) |
歯と歯ぐきのすき間が1~2mm程度の場合は、健康な状態です。 | 細菌の住みかとなる歯垢(プラーク)を取り除かずにいると、歯ぐきが炎症を起こし、歯と歯ぐきの間に2~3mmのすき間ができます。 | さらに歯ぐきの炎症がひどくなり、細菌が歯周組織にまで感染を広げます。そして歯を支える歯槽骨や歯根膜の破壊も始まります。 | 歯ぐきの炎症の範囲が広がります。歯槽骨も半分近く溶かされ、歯がグラグラし始めます。 | 歯槽骨がほぼ消失してしまい、いよいよ歯は抜け落ちる寸前になります。 |
歯周基本治療